マイクロソフト社より次期OS『Windows 11』(ウィンドウズ・イレブン)の発表がされてから早くも3ヶ月が経ちました。
ついに先日、リリース日についてのアナウンスがあり、『2021年10月5日』より提供開始となるとのことです。
当初、2021年内にリリース予定とされていましたので、年末くらいになるのではないかと予想されていましたが、思ったより早かったなというのが個人的な感想です。
前回のブログ記事から少し時間も経って、新たに分かったことなどをまとめてみたいと思います。
動作確認用のチェックアプリのダウンロードも再開
前回のブログ記事を書いた直後に、今使っているパソコンで『Windows 11』を動かすことができるのか簡単にチェックするアプリのダウンロードが一時停止されてしまい、しばらくの間、使うことができませんでしたが、今日現在(2021年9月24日)マイクロソフト公式サイトからのダウンロードが再開されていました。
↑上記マイクロソフト公式サイト内のダウンロードリンクよりチェックアプリがダウンロード可能です。
試しに、ダウンロードしてチェックアプリを実行してみました。
すると上記のような画面が表示されて、残念ながら私の使っているパソコンは『Windows 11』を動かすためのシステム要件を満たしていないことが確認できました。
前回チェックしたときは、ただ『このPCではWindows 11を実行することができません』と表示されるだけで、何が要件を満たしていないのか、イマイチわかりにくかったのですが、今回ダウンロードが再開された最新版のチェックアプリでは、何が問題になっているのか分かるようになっていました。
どうやら、私のパソコンでは、
①『TPM2.0』という機能が有効になっていないこと
②『プロセッサ』(CPU)がサポートされていないこと
この2つの点で、『Windows 11』の要件を満たしていないようです。
Windows 11 を動かすための要件は思ったより厳しめ?
上記②については、搭載されているCPUがかなり古い物(※いわゆる『第4世代』の物になります)なので、致し方ないかなと思います。
マイクロソフト社のアナウンスによると、Intel製のCPUでは、概ね『第8世代』以降のCPUを『Windows 11』の動作対象としているようなので、やはり古いパソコンでは難しくなるのではないかと思われます。(※CPUの世代については一部例外もあるようです。また、CPUのメーカーによっても条件は変わります。)
さらに問題となるのが、上記①の『TPM2.0』という機能で、恐らくこの部分が『Windows 11』を動かすにあたって一番のネックになってくると思われます。
この機能は、簡単に説明すると、デバイス(パソコン)上で様々なセキュリティ機能を提供するための仕組みとなります。
ここ数年内に発売されたパソコンには、この機能が搭載されている可能性が高いので、機能自体が無効化されていたとしても設定から有効化することで対応可能になる場合があります。
しかし、少し古いパソコンになると、この機能自体が搭載されていないことがあり、その場合は残念ながら『Windows 11』を動かすことは難しいということになってしまいます。
ちなみに、私の使っているパソコンには残念ながらこの『TPM2.0』の機能は搭載されていませんでした。
Windows 10 は今後どうなっていくのか?
すでに『Windows 11』のリリース予定まで秒読み段階に入ってきているわけですが、今お使いのパソコンが『Windows 10』の場合、どうすれば良いのでしょうか?
まず、前提として、必ず『Windows 11』にアップグレードしなければならないということでは決してありません。
マイクロソフト社は、現時点(2021年)で『Windows 10』のサポートを2025年まで続けるとアナウンスしていますので、今後4年ほどは『Windows 10』が搭載されているパソコンを使い続けることが可能です。
また、新しく登場したWindowsには不具合等もあることが予想されますので、今お使いのパソコンが『Windows 11』に対応しているとしても、すぐにアップグレードしたり乗り換えたりすることで予想外のトラブルに遭遇する可能性もあります。
なので、少し様子を見てみるのが良いかもしれません。
当店『相模原市の出張パソコン修理屋さん』としては、今後は『Windows 11』が搭載されているパソコンをお使いのお客様も増えてくることが予想されますので、いち早く修理や設定にも対応できるよう準備を進めていく所存です。
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